よく頂く質問(Q&A)

よく頂く質問(Q&A)

光や音の症状について
受診について
診療サービスについて
光や音の症状について
Q
光や音の過敏は病気・疾患ですか?
A

感覚の過敏性については、例えば目の白内障・網膜色素変性症、耳の突発性難聴やメニエール病のように、医学的に認められた疾患が背景に存在する場合が殆どです。
しかし、検査をしても原因となる明らかな病気が特定できない光や音の過敏性については、単独の「病気」ではなく、個人の「特性(体質)」として扱われることが多くあります。
例えば味覚でいえば、ワサビや辛子が苦手なレベルから、わずかなスパイスも受け付けないという方まで個人差があります。
味覚の過敏が強くても「病気」とは捉えにくいのと同じように、視覚や聴覚の過敏についても、それ単体では病名がつきにくいという現状があります。
医学的な公式診断ではなく、臨床現場としての当院独自の意見になりますが、光や音など生存していく上で避けることが困難である障害であり、仕事や生活および家族にも重大な影響を与える問題でもあることから、病として扱うべきと考えています。

Q
眼科、耳鼻科、神経科などの検査で異常がないと言われた頭痛やめまいは、光と音のクリニックで診てもらえますか?
A

はい、光と音のクリニックでは、眼科・耳鼻科・神経科等で異常が見つからなかった方を対象に、原因不明の痛みや苦痛を扱うペインクリニックのアプローチを応用した診療を提供しています。パソコン画面のまぶしさ、眼精疲労、目の痛み、首や肩の周囲の不快感など、光や音の刺激に伴う様々な不快症状について問診や環境調査を通じて原因を整理し、対策を検討します。

Q
光や音の症状で受診する人はどのような方ですか?
A

原因不明の光や音の症状にお悩みの方には、生まれつきの光過敏や音過敏の方もいらっしゃいますが、当クリニックにいらっしゃる方としては、画面や照明の光や、イヤホンやスピーカー音など、人工的な光や音にさらされ続けた経緯がある方が多いです。
<よく受診される職種>
・ITエンジニア・プログラマー
・PC事務職員(5時間以上など長時間の方)
・大学教員
・デザイナー
・学生
・ASD・ADHDの方

受診について
Q

遠方に住んでいて通院が難しいのですが、光と音のクリニックはオンライン診療に対応していますか?
A

はい、光と音のクリニックではオンライン診療に対応しております。外出が困難な重度の過敏症の方や、遠距離にお住まいの方でも、ご自宅から医師による診療(問診や基本的対策の提案)を受けていただくことが可能です。

Q
来院による診療とオンライン診療では、どちらがおすすめですか?
A

基本的にオンライン診療より、来院による診療を推奨しています。暗室に対応した調光可能な診察室なので、負担が少ない環境を実感しながら診察を受けることができます。
また、クリニックには光・音過敏の対策製品を展示していますので、それらの製品をご紹介できることもメリットになります。

Q
家族と共に受診することはできますか?
A

はい、特に初診はご家族と共に受診することを推奨しています。
光や音の問題は、共同で生活するご家族にも大きな影響があります。
そして感覚の問題は他者が理解しにくい特徴があるため、客観的な解説をすることで、理解の橋渡しができるように心がけています。

Q
光と音のクリニックの初診費用と、診療にかかる時間を教えてください
A

光と音のクリニックの診療はすべて自由診療(保険適用外)となっており、初診の診療時間は50分、料金は27,500円(税込)です。この初診(50分)の枠では、患者様の症状についての丁寧な問診と、想定される原因に対する基本的な生活環境調整などの提案を行います。

Q
なぜ光と音のクリニックは自由診療なのですか?
A

Q「光や音の過敏は病気・疾患ですか?」の説明のように、光や音の過敏性などは、残念ながら今のところ疾患として扱われにくい場合があります。
そして、過敏性の原因である家庭や仕事場の光や音に対する調査や提案などは、保険診療の対象外であり、診療報酬も設定されていないため、自由診療で提供しています。

Q
なぜ50分で27,500円の費用がかかるのですか?
A

保険診療が対象とするほとんどの疾患は、ガイドラインに見られるように診療手順が確立されています。
そして、多彩な検査を活用することで、多数の患者様を集約的・効率的に診療することを可能にしており、世界的に見ても高品質な医療を、極めて安価に提供しているのが日本の保険診療です。
一方、光や音の問題については診断方法が確立されておらず、検査機器などで効率的に原因を特定することもできません。そのため、この問題に知見のある医師が多くの時間をかけて診察する必要があります。また、環境要因も影響していることが多いため、生活・仕事の環境についても詳しい問診が必要です。
この疾患の診断方法が確立され、簡易な検査機器なども開発されれば、効率化されて安価に提供することも可能になります。

診療サービスについて
Q
光と音のクリニックでの、診療期間や受診回数はどのくらいかかりますか?
A

患者様の光や音の症状の程度により、期間や受診回数は変わります。
日中の外出が可能で、仕事も勤務時間の短縮なく続けることができているような場合は、受診回数としては初回の50分のみ、或いは回復の確認のために追加で25分の再診を1回受ける方が多いです。予定治療期間としては1~3ヶ月程度と考えています。
症状のために外出が困難であったり、既に仕事を休職しているなど、症状が重い場合は3回以上の受診になることがあります。予定治療期間も基本的に3ヶ月以上かかり、特に数年間の完全暗室生活をされているような最重症の方では、6ヶ月以上になることが多いです。

Q
光と音のクリニックで治療を受ければ、以前と同じように完治しますか?
A

外出や仕事に支障がない程度の症状であれば、診療や環境調整を通じて改善が見込まれるケースが多いですが、体質的な特性も関わるため、効果にはどうしても個人差があります。
既に外出や仕事に支障が生じるほど症状が強い場合は、一度診察で症状を確認させていただいた上での判断になりますが、完全に症状がなくなることは少ないです。
症状が改善しても、環境などによる再度の悪化に配慮する必要があるなど、何らかの影響は残ることが多いです。

Q
光と音のクリニックでは、暗室生活を数年続けているような重症の場合には、どのような提案を受けられますか?
A

光過敏や音過敏などにより、完全暗室などの特殊な生活が数年も続いている場合には、まずはご家族との共同生活を続けるための生活環境改善を提案しています。
症状に合わせた特殊製品(目や耳の防護アクセサリー、コミュニケーションツールなど)のご紹介や、照明機器や電源スイッチの生活動線設計など、少しでも生活上の制限を解消することを試みます。
特に孤独な環境からの脱却のために、コミュニケーションの改善を最も重視しています。

Q
なぜ「目と心の健康相談室」と協力しているのですか?
A


光や音の刺激に対して重度の過敏性がある場合、その刺激は痛みや苦痛などと類似のストレスとなります。
そして、そのストレスは生活環境から発生するため持続的に精神に悪影響を及ぼし、患者様の心の余裕を奪います。
光と音のクリニックでは原因の診断と対策をお伝えしますが、患者様はクリニック受診後も長期にわたってストレスに晒されます。
この長期のストレスがかかるからこそ、心のサポートが必要と私は考えています。
目と心の健康相談室は強い不安に陥りがちな患者様に対し、利用しやすい定額の電話サポートを提供しています。
長年に渡り多くの光過敏症の患者様の心身を支えてきた実績に対して私は信頼をおいています。

<HP内容の著者>
 澤田真如 麻酔科指導医(日本麻酔科学会)