まぶしさと読み速度

強いまぶしさに悩む方の中には、読み書きなどの作業に影響が出る方もいらっしゃいます。

まぶしさの影響度を評価する方法はいくつかありますが、「光過敏によって読み速度がどの程度影響されるか」を評価する標準的な検査方法はまだありません。
そのため、当クリニックではまぶしさなどにお悩みの方に、本来の検査用途とは異なりますが、既存の読みの速度や正確性を評価する検査(MNREAD-JやSTRAW-Rなど)を用いて、参考となる評価を行っています。

この課題に悩まない方には想像が難しいと思いますが、光過敏の方にとってまぶしさは強い苦痛となる場合があります。
例えば、水やそよ風などの日常的な肌の刺激に対して、それらが苦痛となることをイメージすることは案外難しいと思います。
しかし、擦り傷や強い日焼けなどの経験を思い返すと、軽度の刺激でも強い苦痛が生じることを理解しやすいのではないでしょうか?
そして、足に痛みがあった場合には歩行速度に影響がでるように、まぶしさも読み速度などに影響を及ぼす場合があります。
特に光については生活環境で常に刺激を受けやすいため、慢性的な苦痛や負担となりやすい特徴もあります。

こうした症状に悩む人に対して客観的な評価を行い、周囲の人にその影響度を伝えられるようにすることには意義があると私は考えています。