視覚過敏(光過敏)

眼科で異常が見つからなかった方や、治療を受けても光過敏が改善しない方もご相談ください。
光過敏は身体内部の問題だけではなく、光環境という身体外の要因による影響も受けるため、症状が複雑になりやすく、身体と環境について専門的なサポートが必要と考えています。
そのため光と音のクリニックでは、身体面へのアプローチに加えて光環境の調整も含めた診療を、自由診療として提供しています。

電話・メールによる診療相談・予約は下記の問い合わせ先へ症状に合わせて診察環境を調整しますので、ご希望の方は事前にご相談下さい診療専用電話:03-6285-1030メール:info@hikari-oto-clinic.jp

眼の光過敏について

光に対する過敏性の問題としては、皮膚科領域で日光に皮膚が過敏に反応する「光線過敏」がよく知られています。
一方、眼科では光をまぶしく感じる症状を「羞明」と呼びます。
近年、このような眼の光過敏そのものについても研究が進められています。
しかし、眼科疾患だけでなく神経・脳疾患など複数の要因が関与していることから、そのメカニズムには現在でも十分に解明されていない部分が多く残されています。
眼の光過敏としては、下記のような症状が代表的なものになります。

  • 以前は気にならなかった程度の光にも、まぶしさや不快感を感じる
  • パソコンやスマホの画面がギラギラ・チカチカする
  • 眼が疲れる・つらい・痛い・ヒリヒリする・涙が出る
  • 眼が開けづらい・開けられない・まぶたがけいれんする(反射的に眼瞼を閉じてしまう)
  • 視界が白くかすむ・ぼやける
  • 特定の光環境で、頭痛・めまい・吐き気・首肩周囲の不快感(コリ)が生じる
  • 症状が長引くことにより、精神的な不安感が強くなりやすく、時にパニックにつながることもある
光過敏を伴うことがある疾患

医学的に光過敏を伴うことがあると判明している、代表的な疾患としては下記のものがあります。
そのため、「光過敏かもしれない」と不安に思う場合は、まずは眼科や神経内科などで専門的な診療を受けることが重要です。

  • 眼科疾患
     ドライアイ・眼瞼けいれん・ぶどう膜炎・角膜炎・緑内障発作・白内障など
  • 脳疾患
     片頭痛・外傷性脳損傷(TBI)・脳震盪・髄膜炎・脳炎
  • 神経・精神疾患
     自閉スペクトラム症(ASD)・注意欠如多動症(ADHD)・うつ病・PTSD・不安障害
  • その他
     薬剤性など
原因不明の眼の光過敏

疾患・原因が特定できないのにもかかわらず、日常生活に支障がでるほどの「まぶしさ」を含む光の刺激症状がある場合、「原因不明の眼の光過敏」と判断されることがあります。
光に対する感度には個人差もあるため、日常的な光刺激によって、生活に支障が出るほど症状が強いことが、対応が必要とされる判断基準の1つとなっています。
以下は当クリニックの臨床経験に基づく光過敏患者様の傾向になります。
(独自の知見であり、因果関係が医学的に証明されたものではない点にご留意ください)

  • 長時間・長期間にわたるパソコン・スマートフォンの使用歴
  • 光過敏症状の発生時期に一致した体調悪化(頭部炎症など)の既往
  • 感染症(コロナ・インフルエンザなど)、薬剤性の体調変化、頭部外傷、強い精神的・身体的ストレス
光過敏対策としての光環境調整

光と音のクリニックでは身体的なアドバイスにとどまらず、患者様の眼の状態に合わせた適切な照明や、低光刺激なディスプレイ・モニターの紹介、ご自宅や職場の光環境の調整などについても提案しています。
原因が特定できない光過敏についても、症状が光による刺激から誘発されることから、光環境の調整は症状緩和の一助になり得ると当院は考えています。
不快な刺激が少ない快適な生活環境を構築するため、明るさを調節するだけではなく、波長特性を含めた様々な光の特性について、総合的な調整を行っています。

光過敏に付随する自律神経失調へのアプローチ

光過敏は重症化するにつれて、眼以外にも頭痛・吐き気・めまい・首肩周囲の不快感(コリなど)や、音などに対する過敏症状が出現することがあり、これらの症状には自律神経が関与していると考えられています。
光と音のクリニックでは、この自律神経症状に対して、麻酔科・ペインクリニックで培われた「不快な刺激に伴う自律神経反応を総合的に管理する」という考え方を応用したアプローチを独自に行っています。
ペインクリニックは本来、痛みそのものだけでなく、それに付随する自律神経症状も対象とする診療科ですが、「不快刺激に起因する自律神経症状に対応する」という共通性が、光過敏に伴う症状の緩和にも応用できると考えて診療を提供しています。
ペインクリニックでは、持続する不快刺激が症状の慢性化に関与すると考えられており、光過敏についても光刺激自体を軽減することが重要ではないかと考えています。
(この応用的アプローチは、臨床試験等によって効果が実証されたものではなく、当院の臨床経験と考察に基づく取り組みになります)

複数分野の知見を必要とする光過敏への対応

光過敏の治療は、原因の解明が医学的に難しいことに加え、光環境という医学以外の要素(光工学など)も関わるため、多面的な知見が求められる分野です。
また、光はホルモンや自律神経の調整、睡眠リズムや気分にも関わっているため、単純に光を遮断すればよいというものではありません。
遮光にはこれらのバランスを崩しうるデメリットもあります。
また長期的な遮光によって暗環境に眼が過度に順応し、光に対する過敏を強める可能性も指摘されています。
光と音のクリニックでは、こうしたメリット・デメリットのバランスを考慮しながら調整を行っています。
また、症状が重い場合、回復までに一定の期間を要することがあり、その期間には個人差があります。更に、精神的にも不安や苛立ちを感じやすいため、身体面だけでなく精神面での伴走的な支援が必要になることもあります。
そのため当院では、長年にわたり光過敏の患者様を身体・精神の両面から支援してきた実績のある「目と心の健康相談室」と連携した診療体制を整えています。

原因を問わない光環境対策の有用性

光と音のクリニックの診療対象は原因不明の光過敏に限りません。
原因が判明している光過敏についても、環境からの光刺激が症状のきっかけとなることが多いため、光環境の調整は不快な症状を和らげる一つの手段になり得ると考えています。
現在すでに専門的な治療を受けておられる方も、光環境の改善によって刺激を軽減できる可能性がありますので、あわせてご相談ください。
特に、光刺激による影響が強いほど、光環境の調整による効果も大きい可能性があると考えています。

電話・メールによる診療相談・予約は下記の問い合わせ先へ症状に合わせて診察環境を調整しますので、ご希望の方は事前にご相談下さい診療専用電話:03-6285-1030メール:info@hikari-oto-clinic.jp